「核禁条約発効まであと一歩」 平和願って500人がパレード 長崎

西日本新聞 長崎・佐世保版 徳増 瑛子 西田 昌矢

 国連軍縮週間に合わせて世界平和を願う49回目の「原爆犠牲者慰霊・世界平和祈念市民大行進」が24日、長崎市の平和公園一帯であった。核兵器の開発から使用までを全面禁止する核兵器禁止条約に批准した国・地域数が発効の要件となる50まであと一つとなる中、市民約500人が早期の条約発効を願って歩いた。

 平和祈念像前の出発式で田上富久市長は「核兵器のない世界をつくる新しいルールまであと一歩。核兵器がなくなるよう願い、行進しましょう」とあいさつ。参加者は平和へのメッセージが書かれた横断幕を掲げ、爆心地公園を目指した。

 到着後、原爆投下時刻の午前11時2分に全員で黙とう。平和の象徴とされるハトの形をした風船を空に放った。参加した鎮西学院高2年の中野閑輝さん(16)は「これからは私たちが被爆者の思いを引き継がないといけない。条約が発効するのは、気が引き締まる」と話した。

 長崎市矢の平の被爆者田中安次郎さん(78)は「(条約発効まで)ようやくあと1カ国になった」と声を弾ませ、ここ数年で亡くなった多くの被爆者を思い「志半ばだったみんなのため発効を見届ける」と誓った。

(徳増瑛子、西田昌矢)

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