限定スイーツで豪雨被災地応援 老舗養蜂場と人気洋菓子店がコラボ

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

 福岡県宮若市の自治労市職労(田代朋執行委員長)が、2017年と19年の豪雨で被災した同県朝倉市の藤井養蜂場と佐賀県武雄市の洋菓子店「菓子職人の小屋デタント」を支援するため、両社のコラボによるスイーツをプロデュースし、販売している。販売額の一部を両社への義援金とする。

 スイーツは直径約10センチの「はちみつマドレーヌ」。老舗養蜂場のハチミツと人気の洋菓子店の技が組み合わさり、「しっとりと優しい甘さで、ハチミツの風味がたっぷり」と田代委員長はPRする。パッケージのデザインも市職労が手掛け、「被災地応援!限定スイーツ」とうたう。

 藤井養蜂場は17年7月の九州豪雨で敷地内外に置いた約900万匹分の巣箱が水没。瓶詰めしたハチミツも泥水にのまれ、出荷停止に追い込まれた。デタントは19年8月の豪雨で浸水被害を受け、オーブンや冷蔵庫などの機器がほとんど使用できなくなったという。

 宮若市職労は災害被災地への支援事業に力を入れており、朝倉市や武雄市では組合員から有志を募って泥出し作業のボランティア活動をし、毎年主催するチャリティーイベントで藤井養蜂場やデタントの商品を景品として取り扱うなどの支援を続けてきた。

 この縁から組合員間で「両社を同時に支援し、輪を広げる方法はないか」と話し合い、コラボ商品開発を着想。両社に提案したという。藤井養蜂場は「人気商品とのコラボで当社のはちみつを広げていけるのはありがたい。大変励みになる」、デタントは「新商品として長く作り続けたい」と感謝する。年明けから一般販売を始める予定という。

 支援事業を担当する明石好平さん(40)は「被災地を応援したいと組合員の気持ちが一つになり、事業を始めた。被災者同士を結びつけたのは初の試み。今後も取り組みを継続し、私たちができることをやっていきたい」と意気込む。

 1箱5個入り1300円(税込み)で、100円が義援金となる。配送可能で、10箱以上で送料無料。30日まで申し込みを受け付ける。同市職労(平日のみ)=0949(32)9089。

(安部裕視)

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