「信用を失墜」贈賄申し込みの疑いで議長逮捕 玉名市議会が対応協議

西日本新聞 熊本版 宮上 良二 綾部 庸介

 熊本県玉名市議会議長の中尾嘉男容疑者(62)が議長選を巡る贈賄申し込みの疑いで24日に逮捕された事件は、議会関係者らに衝撃を広げた。市議会は同日夜、会派代表者会を開き、「議会の信用と信頼を失墜させた」と重く受け止める一方で、情報が乏しいため「捜査に全面的に協力し、捜査の行方を見て議会の対応を協議する」ことを決めた。

 県警は25日、市役所の議会事務局などを家宅捜索。中尾容疑者を送検した。

 中尾容疑者は旧横島町議を3期務め、2005年の1市3町合併後、新市の市議選で4期連続当選し、17年11月に議長に就任。同市では議長の2年交代が慣例になっており、中尾容疑者は19年11月にいったん議長を辞職したが、次の議長選にも意欲を示し、1票差で議長の座を射止めた。この過程で事件は起きた。市によると、2期連続の議長就任は合併後初めて。

 議長選前に中尾容疑者から「再選を目指す」と聞いた議員は「前例がなく、非常に驚いた。何が何でも再選したいという思いだったのだろう」と振り返る。多田隈啓二副議長(48)は取材に「現職の議長の逮捕は誠に遺憾。多くの方々に心配とご迷惑を掛けたことをおわびしたい」と話した。

 (宮上良二、綾部庸介)

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