消極的な選択から始まった「週末婚」 しかし、願ってもない方向に

西日本新聞

復刻連載・夫婦でいる理由(わけ)<9> 週末婚(下)

 福岡でイベント企画会社を経営する卓さん(46)=仮名=と妻(36)は、2年前に「週末婚」を決意した。卓さんが妻子と過ごすのは金、土、日で、平日は卓さんが母と、妻は2人の息子と暮らしている。

 「週末婚」という言葉を世に送り出した内館牧子さんは、小説の中でこのスタイルを積極的な選択として定義している。「いつも一緒にいるから新鮮さが薄れてしまう。たまに会うから愛情を持続できる」というのだ。

 だが、卓さん夫婦の場合、出発点が異なる。嫁しゅうとめの火花を夫婦関係に飛び火させないことを優先させた緊急避難的措置。どちらかというと消極的な選択だった。

 今は違う。卓さんは確信を持って、こう語る。

 「別居してから夫婦の向き合い方が変わってきました。しかも、願ってもない方向に」

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