コロナ禍、子ども食堂や留学生に支援の輪 飯塚RC運営費や食材寄付

西日本新聞 筑豊版 坂本 公司

 福岡県飯塚市婦人会が運営している子ども食堂「コスモス食堂」に対し、善意の寄付が集まっている。新型コロナウイルス流行による経済情勢の落ち込みで生活困窮世帯の苦境が想像される中、「自分たちにできること」を社会奉仕・親睦団体や高校生が考えて支援を送った。

 飯塚ロータリークラブ(飯塚RC、樺島典仁会長)は、日本初のRCが東京に創立して100周年の記念事業として、コスモス食堂の運営費100万円を飯塚市婦人会に寄付した。飯塚RCの例会があった20日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキで贈呈式が開かれた。

 式で樺島会長は新型コロナによる経済危機の中で、ひとり親家庭など経済的基盤の弱い家庭の子どもが満足に食事を得られない状況が懸念されていると指摘。「子どもたちのおなかを満たして眠りにつかせたい」と寄付の趣旨を説明し、婦人会の井上節子会長に寄付金目録を手渡した。

 井上会長は、コロナ禍により子ども食堂を開いての会食ができておらず、代わりに食材配布会を定期的に実施していると紹介。定期的に食材を寄付してくれる企業もあるが、十分な量の食材の確保には苦労しているとして「ありがたいと同時に責任を感じる。子どもたちを支えるため、まい進したい」と話した。婦人会は主に米やパンなど主食類を購入する資金にするという。

 また飯塚RCは同日、同じ記念事業として、米約200キロなどの食材を飯塚市の九州工業大飯塚キャンパスの留学生に贈った。会員約80人に協力を呼び掛け、家庭で使い切れない食料品の寄付を受け付ける「フードドライブ」で集めた。大学が中国やインドネシアなど12カ国出身の約70人に配る。代表して受け取った同大大学院情報工学府のイーサン・カリスマワンさん(30)=インドネシア出身=は「コロナで皆さん大変な中、これだけ集めてくれてうれしい」と感謝していた。 (坂本公司)

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