「めだかのお寺」が人気 色とりどりの千数百匹 直方・観音寺

西日本新聞 筑豊版

 江戸時代に直方藩主・黒田長清が建立し、近年では「めだかのお寺」として知られる福岡県直方市丸山町の観音寺で、千数百匹の色とりどりのメダカが泳いでいる。14年前に檀家(だんか)から数十匹を譲り受けたのをきっかけに増え続け、訪れる人を楽しませている。

 境内には、メダカが遊泳するつぼやスイレン鉢、雨どいなどを配置。大塚恵誠住職(54)が、飼育場と入れ替えながら約60種のうち常時十数種を観察できるようにしている。

 檀家から譲り受けたのは青色の「幹之(みゆき)」。大塚住職は「もともと水生生物に関心があり、水の中で光を浴びて幻想的に光る姿に魅せられた」。この出合いをきっかけに飼育を始めたという。

 「メダカと触れ合うのは安らぎ。つぼの中では、上中下の各層でメダカが泳ぎ、海のような神秘性を感じる」と大塚住職。新型コロナウイルス禍で閉塞(へいそく)感やストレスを抱える人々に向けて「水の音を聞き、メダカを見ることで癒やされ、元気になっていただきたい。直方の観光にも寄与できれば」と話す。

 寺では幹之や赤い「楊貴妃」、黒の「オロチ」をあしらう御朱印が人気で、副住職で長男の誠也さん(28)がしたためる。写真共有アプリ「インスタグラム」で発信を続けており、全国各地から「めだかのお寺」を訪ねる人が増えたという。観音寺=0949(25)0219。

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