「ダム排除せず」 有識者会議提言 球磨川治水巡り知事に

西日本新聞 社会面 古川 努

 熊本県南部を襲った7月の豪雨災害を巡り、復旧・復興の方向性を検討する県の「くまもと復旧・復興有識者会議」(座長・五百旗頭(いおきべ)真兵庫県立大理事長)は26日、氾濫した球磨川流域の治水対策として「ダム建設を含む流域治水」の必要性を、蒲島郁夫知事に提言した。

 提言は8月の現地調査を踏まえ、「従来の対応や一般基準を超えて、流域全体の安全対策を根底から考え直さねばならない」と指摘。「ダムを排除否定せず、すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証した『流域治水』」を求めた。

 流域ではダム建設への賛否が入り交じっており、「政策形成のプロセスで科学的根拠を示しながら議論を進め、民意を形成していくことが重要」とも提示した。蒲島氏は「民意は、安全安心と球磨川の環境の維持。両立を図りたい」と述べた。 (古川努)

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