バスケでアフリカとの「懸け橋に」 来日17年、サーパパさんの願い

西日本新聞 ふくおか都市圏版 宮下 雅太郎

 平日夜、中学校の体育館にバスケットボールが弾む音が響く。セネガル出身で身長205センチのコーチ、サーパパ武芭歌(ブーバカー)さん(33)=福岡市=が小中学生15人にハッパを掛けた。手をたたきながら流暢(りゅうちょう)な日本語で。「コロナ禍前のように大声を出し合えない。視線で意思疎通するように」

 2003年春、福岡第一高(同市)への進学をきっかけに来日。大学卒業後、プロ選手として日本各地のチームを渡り歩いた。数年前から韓国出身選手のバスケ教室を手伝うようになり、この夏から、Bリーグ参入を目指す山口県の新チームに加入。昼はトレーニングに汗を流し、夜は地域の子どもたちを指導する。

 海を渡って17年。親元を離れて青年期を過ごした経験を生かし、福岡に来たアフリカ人留学生の相談にも乗る。自らが仲介役を務め、今春には留学生3人が県内の高校に入った。「あと1カ月遅かったら(コロナで)日本に来られなかっただろう」

 これからも日本とアフリカとの懸け橋であり続けようと思う。「兄」として留学生を支えていきたいと願う。「福岡から世界に羽ばたく選手に成長してほしい」

 (宮下雅太郎)

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