「日本シリーズで本塁打を」ギータに期待 プロ目指して練習に励む小6

西日本新聞 社会面 長松院 ゆりか

 パ・リーグ制覇を果たした福岡ソフトバンクホークス選手の雄姿に少年の胸は高鳴った。3年前、柳田悠岐選手とキャッチボールしたことをきっかけに、プロ野球選手を志す福岡市城南区の長尾小6年、末吉起望(きぼう)さん(11)。4歳から打ち込んできたサッカーから転身し、地元の軟式少年野球チームの主将として夢の実現に突き進む。

 柳田選手との出会いは2017年3月のオープン戦。選手とキャッチボールをするイベントに参加した。「ナイスボール」。受けた柳田選手が褒めてくれた。わずか5分ほどの触れ合いだったが、「体が大きくて優しかった。柳田選手のようになりたい」と思った。

 17年12月、地元の長尾ファイターズに入った。今、サッカー経験も生かし、30人のチームを引っ張る。投手や捕手をこなし、打撃では4番を任されるほどに。試合では盗塁も積極的に狙う。「柳田選手のように走攻守三拍子そろった選手になりたい」と、背中を追い掛ける。

 今年はコロナ禍で、チーム練習もプロ野球も中断に追い込まれた。その間はインターネットでホークスの紅白戦を見て、気持ちを高めた。父大作さん(42)にノックをしてもらい、1日500回素振りをするなど自主練習に努めた。

 この日はスタンドで声援を送った。野球を始めて、リーグ優勝の瞬間を目の当たりにしたのは初だ。「やったあ」。渾身(こんしん)のガッツポーズで喜びを爆発させた。「日本シリーズで4年連続日本一を目指してほしい。柳田選手の本塁打が見たい」

(長松院ゆりか)

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