地元食材の「田舎みそ汁」で、給食甲子園決勝へ 大村市

西日本新聞 長崎・佐世保版 古長 寛人

 地場産食材を生かした献立で「日本一の給食」を競う「第15回全国学校給食甲子園」(NPO法人21世紀構想研究会主催)の決勝大会選出校・施設が28日に発表され、長崎県内では唯一、大村市の市中学校給食センターが選ばれた。センター完成に伴う2018年の完全給食化からわずか2年。3回目の挑戦で決勝大会に進む「ベスト12」に選ばれた。関係者は「これを励みに、地元食材を使った生徒が喜ぶ給食作りに今後も努力したい」と意欲を語る。

 給食甲子園は、学校で実際に提供された1食分の献立に地場産物の特色が生かされ、郷土愛を育む献立であることや、食育の教材として活用できることなどで評価。今年は全国の学校や給食施設から1412件の応募があった。

 同センターは応募者の栄養教諭の佐田マキさん(47)ら2人が考えた、干し大根とアスパラの彩り野菜の卵焼き▽茎わかめのじげもんきんぴら▽具だくさん田舎みそ汁-など、6月の給食で提供した献立を提出。1次から4次までの書類審査を通過し、審査講評で「減塩に配慮したみそ汁は家庭での参考にもなる。大規模調理場でありながら、オーブンを活用して手作り卵焼きをするなど意欲的な調理をしている」などと高い評価を得た。

 同センターは一日に市立6中学校の3150食分を調理する。佐田さんは「地場産を生かした献立は手間がかかる。調理員さんたちの協力に感謝しています」。センターの出口孝所長(58)は「生徒たちの地元食材への理解を深めている。心身の成長のためにこれからもおいしい給食を作ってほしい」と話す。

 12校・施設による決勝大会はオンラインによる食育の授業で審査し、12月に最優秀献立賞などを発表。佐田さんは「野菜や海の幸などさまざまな食材に恵まれた特色をアピールしたい」と意気込む。 (古長寛人)

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