民間高速フェリーが佐世保入港 日米共同演習参加中

西日本新聞 長崎・佐世保版 岩佐 遼介

 日本周辺で行われている日米共同統合演習に輸送船として参加している民間所有の高速フェリー「ナッチャンWorld」(1万549トン)が、長崎県佐世保市の佐世保港に入港している。防衛出動が発令された事態を想定し、通信設備などを船内に設置する訓練を行い、31日に鹿児島県へ向けて出港する予定。

 防衛省が有事の際に使う民間船を運用する特別目的会社「高速マリン・トランスポート」(東京)の所有で、全長112メートル、幅30メートル。速力は最大約35ノット(時速約65キロ)。大型トラック50台と乗用車110台分を載せられる。旅客定員は508人。主に自衛隊の装備や隊員を輸送している。

 10年ほど前には青函航路の定期便として運航し、船体には一般公募で選ばれた小学生の絵がデザインされている。

 現在、乗組員の多くが非常勤の予備自衛官に登録。入港中は海上自衛隊佐世保教育隊で乗組員も訓練を受ける。元海自自衛官の内藤裕之船長(60)は「小回りが利き、速力と輸送力を兼ね備えた全国的にも珍しい優れた船だ」と話した。

 (岩佐遼介)

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