大分ジオパーク汚職、二審も贈賄業者有罪 福岡高裁

西日本新聞 社会面 森 亮輔

 日本ジオパークに絡む大分県発注の業務を巡り、受注の見返りに県職員に現金約98万円を渡したとして贈賄罪に問われた鹿児島市の会社員吉永佑一被告(39)の控訴審判決で、福岡高裁は28日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)とした一審大分地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

 被告側は「特別の取り計らいは受けておらず、賄賂の認識もなかった」と無罪を主張したが、判決理由で鬼沢友直裁判長(根本渉裁判長代読)は「(県職員が被告に)予定価格を教え、確実に契約できるよう調整したことはあからさまな便宜供与」と指摘。県職員に渡した現金については「個人名義の口座への送金などが賄賂性を裏付けている」と認めた。

 判決によると、吉永被告は2017年5月、業務受注の便宜を受けた謝礼として、県職員の男性=懲戒免職、収賄罪で有罪確定=に計約98万円を渡した。 (森亮輔)

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