有明海のタイラギ、母貝が激減 7月の豪雨影響

西日本新聞 総合面 金子 晋輔

 有明海再生に向けて福岡、佐賀、長崎、熊本の沿岸4県や漁業団体、国が話し合う有明海漁場環境改善連絡協議会が28日、佐賀市であった。冒頭以外は非公開で、出席者によると、九州農政局が高級二枚貝「タイラギ」の産卵や繁殖を促す「母貝団地」の造成事業について、7月の記録的豪雨で母貝が激減したことを報告した。

 農政局によると、本年度までの3カ年事業で、合計2万個の母貝団地の造成を目指し、4県沿岸の13地点に計約10万6000個の稚貝を移植した。母貝は6月に約4万5000個あったが、豪雨で大量の川の水と土砂が海に流入したことで海中の塩分濃度が低下するなどし、8月には約4000個まで激減したという。

 協議会では2021年度も事業継続を求める声が上がったといい、農政局は自然災害のリスクを考慮した上で、事業継続を目指すという。有明海でのタイラギ漁は12年から8季連続で休漁している。 (金子晋輔)

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