サッカーJ1鹿島の行動力…

西日本新聞 社会面 末継 智章

 サッカーJ1鹿島の行動力には頭が下がる。コロナ禍によるリーグ中断で収入が途絶えた5月、オンラインイベントで寄付を募る「投げ銭」をいち早く導入。クラブ管理のホームスタジアムでPCR検査を行い、スポンサーと提携して第5世代(5G)移動通信システムも採用した。

 運営会社の社長は、フリーマーケットアプリを運営する「メルカリ」の小泉文明会長。先日のオンラインセミナーでの言葉が印象的だ。「ディズニーランドやイオンモールがライバル。いろいろ余暇の楽しみ方がある中で選んでもらえるよう、全てをゼロベースにして考えないと」。リーグ最多の優勝8回のブランドに慢心せず、柔軟な発想が生まれる理由がよく分かる。

 運動部に在籍して14年。野球以外のプロ競技が九州で発展するには、1強が続くホークス人気が壁だと考えてきた。この発想をゼロから見直した先にこそ答えはあるのかもしれない。 (末継智章)

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