手のひらに感じる新世界 連載・霹靂の日々【47】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 子どもたちの進学、進級とともに、私の気持ちもようやく落ち着いてきました。ただオクサンのことは常に頭にあって、特にリハビリはいつも気がかりでした。「もう少し効果的な方法があるんじゃないか」「最新の医学なら治療法が見つかるかも」…。

 そんな折、仕事の知り合いから「氣功(きこう)の会」へのお誘い。ヨガや太極拳と同じく古い歴史のある、中国から伝わった健康法の一種です。「氣」と呼ばれる体内のエネルギーを活性化させ、免疫力や治癒力を高めるとされています。始めは「オクサンの回復に役に立つかも」と考えました。

 私自身、興味はあるもののその方面の感覚は疎いと信じていました。それでも「藁(わら)にも」な思いもあり、行ってみることに。次女の剣道と同じく、合わないときはそのとき、という開き直りもあったでしょう。

 実際に体験してみると「へぇ」「ほぉ」と新しい世界に戸惑うような気持ち。最も感じやすいのは手のひらでしょう。ピリピリ、または温感として感じます。

 会のみなさんは、温かく受け入れてくださいました。分からないなりに続けること数カ月。新年懇親会があるというので、次女を連れて参加。そこでも親しく接していただき、次女もすっかりハマっています。

 今は、スポーツや音楽などの技能と同じで「慣れれば誰にでもできるもの」と考えるようになりました。効果はおいおい、紹介しますね。 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

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