ペンギンモドキの新種と判明 海鳥の化石、3000万年前の地層から発見

西日本新聞 北九州版 壇 知里

 北九州市小倉北区と山口県下関市の約3千万年前の地層から見つかった二つの化石が、絶滅した海鳥で通称「ペンギンモドキ」の新種の骨であると、いのちのたび博物館(八幡東区)の大橋智之学芸員らが学術誌に発表した。12月25日まで実物を展示している。

 この化石は鳥の肩と胸をつなぐ烏口骨という長さ12~16センチの骨で、1970年代に小倉北区藍島で、80年代に下関市彦島で見つかり同館が保管していた。

 化石はプロトプテルム科という鳥類で、小倉北区のものをエンペイロダイテス属オカザキイ種、下関市のものをステノルニス属カンモンエンシス種と命名した。ここ4~5年に海外で烏口骨の研究が進み、既存種との違いが証明できて新種と分かったという。

 ペンギンモドキの新種はこれまで、北米で8種、日本で3種見つかっていた。今回新たに2種見つかったことで、ペンギンモドキが北太平洋沿岸全体で多様に進化した可能性が高まったという。

 同館にはほかにも、研究がまだのペンギンモドキの骨を保管しており、大橋学芸員は「残りの骨もどこの部位か証明できれば、違う種類のペンギンモドキがいたのかも分かる。今後も研究を進めたい」と話した。

 同館ではペンギンモドギを再現したレプリカもある。入館にはウェブで事前予約が必要。入館料大人500円など。同館=093(681)1011。

(壇知里)

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