アーチェリー定期戦、今年は「遠隔」 九州大などコロナ禍で企画

西日本新聞 黒田 加那

 アーチェリーの九州国立大学定期戦が8~25日、初めて「リモート開催」された。新型コロナウイルス禍で一時は中止も検討されたが、各大学の洋弓場を会場とする分散方式を九州大が提案、実現にこぎ着けた。

 定期戦は毎年秋、同大と熊本大、長崎大の洋弓部が参加し、持ち回りで開く。42回目の今年は九州大が会場となるはずだった。しかしコロナ禍で3月下旬から活動を自粛。学内での全体練習を再開できたのは8月中旬だった。「県外遠征も行けなくなり、部員は目標を失って戸惑っていた」と九州大洋弓部の田辺はるとう代表(20)は振り返る。他の大学も同じ状況だったという。

 「できなくなったことを考えるより、何ができるか考えよう」。田辺代表ら幹部部員で話し合い、感染予防対策を徹底したリモート大会を企画した。

 例年の大会は選手が一堂に会し、1日で競技を終える。今回は県外移動を避けるため、各大学を会場に。競技期間に幅を持たせることで選手の「密」を避け、天候などによる不公平感がないよう工夫した。

 オンラインで得点をとりまとめ、開会式や閉会式もビデオ会議アプリで実施。九州大は団体の部で男女とも優勝した。田辺代表は「選手が力を発揮できる場をつくれたことがうれしい。今後も新たなことに挑戦していきたい」と語った。(黒田加那)

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