青パパイアの栽培に挑戦 元美容師の男性「美と農」つなぐ

西日本新聞 筑後版 玉置 采也加

 元美容師の農家、古賀輝男さん(35)=福岡県久留米市=が、美容効果が高いとされる青パパイアの栽培に今年から挑戦している。5年前に実家の農家を継いだ古賀さんは「自分が今まで携わってきた『美』ともつながる作物。食べて体の中からきれいになれるよう育ってほしい」と意気込む。

 10アールの畑に、古賀さんの背丈より高い3種類110株のパパイアが並ぶ。今年4月に植えた苗は現在、葉をいっぱいに茂らせ、周囲にはオリエンタルな雰囲気が漂う。

 沖縄やタイなど暖かい地域で栽培されることの多いパパイアは、日本の冬の気候に適しておらず、ハウス栽培以外で越冬することができない。そのため古賀さんの農園では、黄色に完熟して甘いパパイアになる前の青い状態で収穫している。くせのない味としっかりした歯ごたえが特徴で、生食や調理用として使われる。酵素、ポリフェノール、食物繊維、ビタミンCなどを豊富に含み、美容食に最適とされる点に、古賀さんは魅力を感じて栽培を決めた。

 強い台風や豪雨など、近年は気候が変わりつつあると感じている。従来と同じ物を同じ方法で育てるだけでは時代に追いつけない。実家を継いで以降、新しい作物に挑戦してきた。ほかにも白や紫のカラーニンジンやケールの栽培も行っている。

 古賀さんによると、青パパイアは市内の市場では一般的に流通がほとんどなく、知名度も低い。買い手がつくかも見通せない中での挑戦だったが、自ら市場に持ち込んだり、ネット販売したりして活路を探っている。何より、古賀さんは「人とは違うものにチャレンジしてトレンドをつくること」自体を楽しんでいる。

(玉置采也加)

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