福岡県の有効求人倍率1.00倍 コロナ影響で9カ月連続下落

西日本新聞 ふくおか都市圏版 大坪 拓也

 福岡労働局(福岡市)が30日発表した福岡県内の9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・03ポイント減の1・00倍で、新型コロナウイルスが国内で初めて確認された1月から9カ月連続で下落した。1倍にまで落ち込んだのは2014年10月以来、5年11カ月ぶりとなった。

 9月の有効求人数は前月に比べ3・2%減少する一方、有効求職者数は0・4%増加。依然として業績不振の事業者が求人を控える傾向にある。

 産業別の求人数は、宿泊、飲食サービス業45・5%減▽生活関連サービス、娯楽業43・2%減▽金融、保険業38・2%減▽卸売、小売業34・5%減。観光や飲食業界を支援する政府のGoTo事業によって業績が回復してきた企業もあるが、求人を増やすほどまでは戻っていない状況だ。

 県内では2月3日~10月23日に1536人の解雇や雇い止めを確認し、うち非正規雇用441人の解雇などを5月25日以降に確認。小売業や物品賃貸業、宿泊業などで目立つ。

 福岡労働局は「製造業など一部業種は改善の兆しがあるが厳しい状況が続く。プラスに転じるには時間がかかるだろう」とみている。

(大坪拓也)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ