スターフライヤー赤字最大64億円 9月中間、増資検討を表明

西日本新聞 一面 向井 大豪 山下 航

 スターフライヤー(北九州市)が30日発表した2020年9月中間決算(単体)は、新型コロナウイルス感染拡大による利用客減で、純損益が64億1100万円の赤字(前年同期は6億8700万円の黒字)だった。赤字額は11年の上場以来最大。売上高は前年同期比61・2%減の78億5100万円だった。

 債務超過は免れたものの、自己資本比率は2・8%に低下。北九州市で記者会見した白水政治社長は「財務体質がかなり傷んでおり、資本増強は当然検討しなければならない」と述べた。同社は国内投資ファンドなどを引受先とする増資を検討している。銀行からの借り入れなどで当面の資金繰りは問題ないという。

 一方で、白水氏は下期に入り、政府の観光支援策「Go To トラベル」などの効果で業績が上向き始めていると強調。「まずは自助努力が問われており、メインバンクとも協議しながら本当に増資が必要かを見極めたい」とした。

 21年3月期の通期業績見通しは「未定」としたものの、売上高については「前期の45~50%程度にとどまる」と予想。その場合、純損益は100億円程度の赤字が見込まれるという。

 同社は今期中に販管費など約30億円のコスト削減を掲げ、7月からボーナスの不支給や役員報酬の一部カットを続けている。3カ月で約14億円の経費を削減した。今冬のボーナスについては「今後の業績をみながら検討したい」としている。

 (向井大豪、山下航)

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