球磨村の避難所暮らし解消 運営スタッフが笑顔で見送り

西日本新聞 一面 中村 太郎

 7月の記録的豪雨で甚大な被害が出た熊本県球磨村は31日、仮設住宅の整備完了を受けて、村内外で運営する避難所を全て閉鎖した。村では約290戸が浸水被害を受け、ピーク時には避難所5カ所に計418人が身を寄せたが、この日で避難生活は解消された。

 旧多良木高避難所(同県多良木町)では、仮設住宅に引っ越す住民が運営スタッフとの別れを惜しんだ。最後に退所した球磨村渡の蔵谷勝さん(64)ら家族4人は、球磨川の氾濫で自宅が2階まで浸水し、4カ月近く避難生活を強いられた。スタッフと握手を交わし、笑顔で見送られた蔵谷さんは「心遣いで気持ちよく過ごすことができた。仮設住宅での2年間で、今後の生活をじっくり考えたい」と話した。

 完成した村の仮設住宅269戸には、751人が入居する予定。仮設住宅の建設が続いている同県人吉市は、年内いっぱい避難所を設置する方針。 (中村太郎)

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