ドイツ人が和文化発信 福岡で観光案内 ハインツ・レアさん

西日本新聞 ふくおか都市圏版 穴井 友梨

 若者でにぎわう福岡市中央区の大名地区。外国人観光客に和文化体験などを提供する民間観光案内所「SUiTO(好いとう) FUKUOKA」スタッフのハインツ・レアさん(27)が、花柄の浴衣を手に教えてくれた。「以前は多くて1日70人の外国人客が来ていましたが、最近はゼロの日も目立ちます」

 ドイツ南部出身。日本の文学などに興味を持ち、2014年から1年間、関東の大学に留学。インターンシップで訪れた福岡の暮らしやすさに魅力を感じ、2年前から案内所の仕事に就いた。博多人形の絵付けや着付け体験などのアドバイスをする。

 4~6月の訪日外国人客数は計7145人で、前年同期比99・9%減。「この状況はいつまで続くか」と不安に感じながらも、コロナ禍でも安全に観光体験を楽しめる方法はないかと知恵を絞る。

 8月からは観光客の宿泊先のホテルなどに、地元の人形師が作った素焼きの博多人形と説明書を郵送し、どこでも絵付けが楽しめる体験プログラムを始めた。「観光客が少ないのはさみしいですが、今しかできないこともある」と前を向く。 (穴井友梨)

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