「新劇場から愛の恩返しを」HKTシングル全曲披露、熱い日々帰ってきた

西日本新聞 古川 泰裕 三笘 真理子

 新型コロナウイルス禍に奪われた、HKT48のあの熱い日々が帰ってきた。照明が一瞬落ち、聞き慣れたイントロが真新しい劇場にこだまする。1stシングル「スキ!スキ!スキップ!」の、底抜けに明るいメロディーに乗せて、センターの2期生・田島芽瑠(20)が躍動する。リリース当時に着用していた水色が基調の衣装に身を包み、脚を振り上げ跳びはねた。

 「お帰り!」「待っとったよ」「オープンおめでとう」。声が出せない分、思いを伝えるボードが揺れる客席。ファンを前にした劇場公演は、今年2月末以来、約8カ月ぶりだ。劇場という“生まれたその場所”へ戻ってきたHKT48は、久々に熱気渦巻くステージでシングルを発表順に披露していった。

 2ndシングル「メロンジュース」では2期生・秋吉優花(20)が激しく頭を振り、3rdシングル「桜、みんなで食べた」では3期生・田中美久(19)が、加入間もない頃をほうふつとさせるフレッシュな笑顔を振りまく。4thシングル「控えめI love you!」のセンター・兒玉遥は既にグループを巣立ったが、成長した3期生の山下エミリー(21)らが、はつらつとしたパフォーマンスでファンを魅了した。

 ホークスタウンにあった、かつての「家」を失ってから、会場を転々とした4年7カ月。メンバーとファンという“家族”がそろえば、そこは紛れもない「ホーム」だったが、「根無し草」とやゆする声は消えなかった。いくつもの出会いと別れ、歓喜と涙を積み重ねてきた。そうした成長の日々をフルサイズで全放出するセットリスト。序盤のMCで、1期生・下野由貴(22)は早くも「感動しちゃいました」と号泣した。

 13曲目。最新シングル「3-2」をファンの前で初披露した。「発売から半年たって、ようやく初披露できて本当にうれしい」。センターの4期生・運上弘菜(22)は、真っ白なほおを熱気で赤く染めながら、声を震わせた。

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