何かと軋轢(あつれき)が生じる…

西日本新聞 社会面 黒石 規之

 何かと軋轢(あつれき)が生じる福岡県と福岡市に夏から歩み寄りの兆しが出ている。高島宗一郎市長が珍しく県施設の開設式典に出席し、重鎮県議とは個別に会談。市が熱を入れる国際金融センターの誘致では、県に連携を呼び掛けた。

 きっかけは6月に改選された県議会の正副議長人事だ。議長、副議長ともに麻生太郎副総理に近く、麻生氏を後ろ盾とする高島氏ともパイプを持つ数少ない県議でもある。高島氏は2人の就任祝賀会にどちらも出席。壇上で「普段、祝賀会はお断りしている」と親密さを強調し、「市民、県民のために一緒に力を合わせたい」と冗舌に語った。

 同県議会の正副議長ポストは、最大会派の自民党県議団を中心に人選される。今回の人事が、県と市の橋渡し役を託す思惑もあったのなら、順調な滑り出しといえそうだ。ただ、同県議会では正副議長は1年交代が慣例。融和ムードも時限付きでなければいいのだが…。 (黒石規之)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ