肥薩おれんじ鉄道 復興支援イベントを 出田社長に聞く「これから」

西日本新聞 熊本版 村田 直隆

 7月豪雨で被災した第三セクターの肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)は1日、不通が続いていた八代-佐敷間の復旧工事を終え、約4カ月ぶりに全線で運転を再開した。同社の出田貴康社長(63)に今後の取り組みなどを聞いた。 (聞き手・村田直隆)

 -被災当時の心境は

 佐敷トンネル出口に堆積した土砂の写真を見たとき、『この先どうなるんだろう』とぼうぜんとした。線路がほぼ無傷だったのが不幸中の幸い。通勤通学客のため、できるだけ早く再開したいという思いだった。

 -新型コロナの影響で利用客も減少していた。経営への影響は

 被害額は確定していないが、沿線人口が減る中、経営の在り方は大きく変えていかざるを得ない。コロナ対策で乗客数も制限する必要がある。訪日外国人客の回復も見えず、近距離観光の商品を充実させるなどして、何とか赤字幅を縮小したい。

 -被災した沿線の復興支援策を考えているか

 被災した芦北、津奈木両町は九州新幹線の駅がなく、私たちにとって重要地域。復興を支援する街歩きイベントなどいろんな取り組みをしていきたい。全線再開を機に、多くの方に乗車してもらい、車の旅とは違う魅力に触れてほしい。

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