江戸初期の石垣を山岳会員が清掃 久留米城跡

西日本新聞 筑後版 平峰 麻由

 久留米山岳会は10月31日、福岡県久留米市の久留米城(篠山城)跡の石垣を清掃した。登山で使うザイル(ロープ)で高いところは15メートルもある石垣を下り、雑草や落ち葉を取り除いた。

 久留米市史によると、初代久留米藩主の有馬豊氏は1621年に久留米城に入り、城を修築、拡張した。市文化財保護課によると、石垣は約20年かけ完成。後期にできた南西部は石の大きさがほぼ均等で「江戸初期の石垣技術の完成形」とされるほど見応えがある。

 雑草やツタで石垣が隠れるため、篠山神社は以前、数年に1度業者に清掃を依頼していた。3年前、久留米山岳会が清掃を申し出、年に2回、ボランティアで活動している。今回は会員9人が参加。木に固定したザイルを腰に装着し、鎌を手に作業した。福本勲副会長は「登山技術を生かすことができてうれしい」と汗を拭った。 (平峰麻由)

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