「語り伝える」冊子作製 寄稿文や当時の写真掲載 三川坑炭じん爆発

西日本新聞 筑後版 立山 和久

 福岡県大牟田市で1963年に起きた三井三池炭鉱三川坑炭じん爆発事故の犠牲者の遺族や当時の労働組合員でつくる市民団体「三川坑に慰霊碑を建てる会」が、事故から57年となる9日に三川坑跡(同市西港町)で催す慰霊碑の除幕式に合わせて、冊子「三川坑を語り伝える」を作った。

 慰霊碑建立などの事業費はインターネットのクラウドファンディング(CF)で募り、2~4月に約1250万円が集まった。慰霊碑は高さ約2メートル、幅約5メートルの御影石に、亡くなった458人の名前と年齢を刻銘した。参道も造り、桜の苗木約30本を植樹した。

 冊子には、寄付者ら約50人の寄稿文や事故当時に書かれた小中高校生の文集、炭じん爆発で舞い上がる黒煙や第1斜坑口の惨状などの写真、458人の名簿も掲載している。1冊500円。三川坑跡で販売する。

 会の芳川勝代表は「慰霊碑と冊子を通して炭じん爆発事故を次代に伝えたい。労働災害のない安全な職場環境になってほしい」と話した。除幕式は午後2時~3時半で、終了後に一般公開される。 (立山和久)

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