中学生通院費月上限500円に 福岡市、助成拡充へ 21年7月導入めど

西日本新聞 一面 塩入 雄一郎

 福岡市は4日、2021年7月導入をめどに、3歳児から中学生までの通院時の自己負担の上限額を1医療機関当たり月500円となるよう軽減する方針を固めた。これまで中学生に対する通院費助成はなく、新型コロナウイルスの影響も踏まえ、子育て世帯への支援を厚くする。市は21年度当初予算案にシステム改修費など関連経費を計上する方針。

 現行では、通院医療費の自己負担分について、3歳未満は無料だが、3歳以上から就学前までの上限額は1医療機関当たり月600円、小学生は同じく1200円、中学生は全額の負担を求めている。一方、入院医療費の自己負担はない。

 福岡県が21年度から中学生の自己負担額を1600円となるよう助成制度を拡充するのに合わせ、市はこの自己負担額をさらに低く設定することを検討。新型コロナの影響で、経済的理由で医療を満足に受けられない子どももいることを考慮し、3歳児から中学生までの自己負担額を「ワンコイン」(市関係者)の500円と大幅に引き下げた。

 今年4月時点で、中学生の通院費を助成するのは福岡県内60市町村のうち32市町村にとどまる。県によると、北九州市など残りの市町も21年度末までに助成を中学生まで拡充する準備をしているという。

 10月には市PTA協議会や市医師会、市議会の与野党会派が高島宗一郎市長に対し、通院費の自己負担分を低減するようそれぞれ要望していた。 (塩入雄一郎)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ