大きく吸って吐く、その効果 連載・霹靂の日々【48】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 皆さんは呼吸を普段から意識していますか? ハイと答えられる方は少ないと思いますが、「氣功(きこう)の会」の方々から、氣功の基本は呼吸だと最初に教えていただきました。私は学生の頃に管楽器や歌を学んで、呼吸はそこそこ意識していましたが、改めてその大切さを実感しています。

 例えば「息が上がる」「息を吹き返す」「息を引き取る」など、呼吸についての慣用句には、命にかかわることが多いです。オクサンが倒れた当初、自発呼吸がなくなって人工呼吸器のお世話になりましたが、昔であればあえなく亡くなっていたことでしょう。

 呼吸は自律神経系の働きの一つですが、他の自律神経とは違い自分でコントロールすることが可能。従って交感神経と副交感神経に作用させることができるのです。歌を教えていたとき、緊張を緩めるには深呼吸をゆっくり繰り返すことを指導しましたが、本当に効果がありました。その緊張、そしてリラックスは交感神経の作用なのです。

 氣功ではそこがキモ。呼吸によって緊張と緩みを繰り返し、体の中の生命力を目覚めさせる、そんなイメージです。鼻からゆっくりと息を吸いながら背伸びし、胸を広げてのけ反って力を入れ、口から吐くときに大きなため息のようにして一気に力を緩める、これを数回繰り返します。

 ぜひ試してみてください。少しの不調であれば、すぐに効果があると思います。 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ