バイデン氏優勢、中西部激戦2州制し自信示す トランプ氏は法廷闘争へ

西日本新聞

 【ワシントン田中伸幸】米大統領選は4日開票が続き、民主党のバイデン前副大統領が中西部の激戦州ウィスコンシンとミシガンで勝利を確実にした。バイデン氏が獲得した選挙人(計538人)は253人となり、大統領選の勝利に必要な過半数の270人に大きく近づいた。劣勢となった共和党の現職トランプ大統領はミシガンなど3州で集計停止を求めて提訴。大規模な法廷闘争を展開する構えを見せている。

 トランプ氏の選挙人獲得数は213人。今後、激戦州の東部ペンシルベニアや南部ノースカロライナ、接戦となった南部ジョージアなど、結果が判明していない6州のほとんどで勝利できなければ、再選の道を絶たれる厳しい状況だ。

 ウィスコンシンとミシガン両州は2016年の大統領選で、低迷する製造業の復興を訴えて白人労働者層などの支持を得たトランプ氏が勝利していた。バイデン氏はこの2州を奪還したことで、優勢が伝えられる激戦州の西部アリゾナに加えて西部ネバダ州で勝利すれば、結果判明が遅れているペンシルベニア州の結果を待たずに選挙人獲得数が270人に達する。

 バイデン氏は4日午後、地元の東部デラウェア州で記者会見し、勝利宣言ではないと断った上で「選挙人が270人に達するのに十分な州を勝ち取ったのは明らかだ」と述べ、勝利への自信を改めて示した。

 一方、トランプ陣営は4日、集計作業の監視体制に不透明な点があるとしてミシガン州で集計停止を求めて提訴した。接戦となったペンシルベニア、ジョージア両州でも提訴。「開票作業監視場所へのアクセスができない」と理由を説明した。ウィスコンシン州では再集計を求める方針を示した。

 トランプ氏は4日、自身のツイッターで、激戦州でのリードが「大量の票の廃棄」があったため失われたと、明確な証拠を示さず発信。米ツイッターは「誤解を招く可能性がある」として警告した。

 ワシントンのホワイトハウス周辺では、投開票日の3日に続き4日午後も市民らが集合。選挙結果に異を唱えているトランプ氏に対し「トランプはもう終わりだ」と書かれた紙を掲げるなどして抗議した。

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