施工不良問題で宗像市の会社に発注した工事を調査

西日本新聞 社会面 大坪 拓也 川口 安子

 国土交通省九州地方整備局は5日、福岡県宗像市の建設会社「大島産業」に発注した県内の国道や橋梁(きょうりょう)の工事23件について、欠陥がないか調査すると発表した。同社が中日本高速道路八王子支社から受注した東京都の中央道をまたぐ跨道橋(こどうきょう)の耐震補強工事で、強度の確保に必要な鉄筋が8本不足する施工不良が見つかったことを受けた措置。

 九地整によると、23件は2010~19年度に完了した国道201号の耐震補強工事など。設計図など書面上で鉄筋の状態に問題がないか精査し、必要に応じて現地調査も行う。欠陥があった場合には、損害賠償請求ができるという。

 中央道の工事を発注した中日本高速道路は、9月下旬に橋の一部でコンクリートのひび割れを確認。その後の検査で、補強工事で追加しているはずの鉄筋8本が入っていなかったことが判明した。同社は平時の安全性に問題はないとしているが、今後、再施工し、大島産業に損害賠償を求める方針。

 西日本高速道路も5日、17~20年度完了の大島産業への発注工事3件について、九地整と同様に調査すると発表した。

 中央道の施工不良に関し、赤羽一嘉国土交通相は同日の参院予算委員会で、中日本高速道路に大島産業が提出した報告書に、同社の管理不足が原因とする記載があると説明。九地整などの調査を踏まえ「大変重大な事案につながるので、調査結果を受け適切に対応したい」と述べた。 (大坪拓也、川口安子)

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