大阪市を廃止して四つの…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 華山 哲幸

 大阪市を廃止して四つの特別行政区に再編する「大阪都構想」は、1日に実施された住民投票で否決された。投票率は62・35%。関心の高さがうかがえる一方、外国人住民に投票権がなかったことは残念に感じた▼今回の住民投票は公職選挙法を準用しており、投票資格は「日本国籍のある18歳以上の大阪市民」。松井一郎市長は今年2月、外国人について日本国籍を取得した上で投票参加を呼び掛けた。ただ、国籍とアイデンティティーと深く結びついている人もいる。単に国籍を取れば解決する問題ではないはずだ▼市内で生まれ育った在日コリアン3世の30代男性は「自分は市民ではないと突き付けられた気がした」と語る。ともに生きる隣人を排除して地域の在り方を問うことは公正なのか。疑問は解消されていない。 (華山哲幸)

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