【動画あり】新しい屋形船が進水 日田の旅館、豪雨禍乗り越え

西日本新聞 大分・日田玖珠版 鬼塚 淳乃介

 7月の記録的豪雨で屋形船全4隻が流された大分県日田市の旅館「よろづや」が6日、新しい屋形船2隻を三隈川に進水させた。女将(おかみ)の大石美智子さん(86)は「わが子のように大事に育てていきたい」と決意を新たにしており、7日に早速客を乗せるという。

 屋形船は三隈川沿いに旅館、ホテルが立ち並ぶ日田温泉街の名物。7月の豪雨で計10隻が流された。よろづやではこれまでも2度流され、4隻は8年前にリニューアルした。旅館から流される様子を見ていた大石さんは「川に飛び込んで助けてあげたかった」と悔しげに振り返る。

 7月に、倒産したホテルが所有していた3隻を購入した。地元の河津建設と樋口防水が協力し、急ピッチで修復。「ひた三隈川船上観月祭」に合わせ、まず1隻を9月末に進水させた。

 新たな2隻のうち大きい方の船(約20畳)には、冬も快適に過ごせるようアクリル製サッシを取り付けた。

 この日は、業者や船頭が陸に上がったボートと上屋をクレーンで川に降ろし、組み合わせた。大石さんは「日田温泉街は屋形船がないと生きていけない。一生懸命おもてなしをし、お客さんに楽しく過ごしていただきたい」と話した。

 (鬼塚淳乃介)

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