懲戒請求、二審も「違法」 弁護士側が再び勝訴、福岡高裁判決

西日本新聞 社会面 森 亮輔

 朝鮮学校への補助金を批判するブログの呼び掛けに応じ、東京弁護士会に不当な懲戒請求が相次いだとして、同会の佐々木亮弁護士と北周士弁護士が、懲戒請求者のうち福岡県内の男女10人に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は6日、全員の不法行為を認め計66万円の支払いを命じた一審福岡地裁判決を支持し、双方の控訴を棄却した。

 今年6月の地裁判決は、いずれの懲戒請求も根拠がなく違法と認定。佐々木弁護士らは損害賠償のうち慰謝料額を不服として控訴し、懲戒請求者側も控訴していた。控訴審判決で増田稔裁判長も、各懲戒請求には根拠がないとして「懲戒制度の乱用」などと指摘した。

 判決によると、2016年4月に弁護士会が発表した朝鮮学校への補助金交付を求める声明について、佐々木弁護士が関与したとするブログの呼び掛けに応じた人たちから939件の懲戒請求が出た。請求者を批判した北弁護士にも960件の懲戒請求がなされた。

(森亮輔)

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