『愛犬の日本史』 桐野作人、吉門裕 著 (平凡社新書・1056円)

西日本新聞 くらし面

 近世、海外からもたらされた「南蛮犬」「唐犬」は人々を熱狂させた。戦国期の薩摩では「秘蔵の犬」争奪で20年も戦争が続いたり、キリシタン大名から援軍のお礼に島津家中に贈られた、スパニッシュ・マスチフと推測される犬が、後に豊臣家に献上されたりしたという。江戸時代、狆は犬と別種とみなされていたことなど、愛犬をめぐる興味深いエピソードが多い。著者のうち桐野作人は鹿児島県出身の作家で、実は猫派という。

PR

読書 アクセスランキング

PR

注目のテーマ