被ばく防止と感染防止を確認 玄海原発事故想定し合同訓練 佐賀など3県

西日本新聞

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の重大事故を想定した原子力防災訓練が7日、佐賀、福岡、長崎の3県合同で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、移動時のバスの人数制限や発熱者専用の避難所設置などコロナ対策を初めて取り入れた。

 訓練は玄海原発4号機で炉心を冷却できなくなったと想定。感染防止で規模を縮小し、佐賀県の参加者は昨年より9千人ほど少ない約3万人となった。

 玄海原発から約10キロ離れた同県唐津市の離島、小川島では島民の退避手順などを確認したほか、コロナ感染者を巡視艇で搬送。原発5キロ圏の予防防護措置区域(PAZ)内にある同市鎮西町では、避難先に向かう前に道の駅に集まった住民を検温した。

 避難所となる同県小城市の小城高では避難者の体温を測り、発熱者を別室に誘導。避難者として参加した岩猿慶子さん(70)は「住民同士でも声をかけ合って感染防止に努めたい」と話した。

 感染症対策について、佐賀県は東北電力女川原発(宮城県)の緊急時対応を参考に実施。今回の訓練を踏まえ、玄海原発での対応も改定する。

 長崎県では、平戸市の離島からコロナ感染者を島外の病院に搬送する訓練を行った。壱岐市では住民が一斉避難する際のコロナ対策として、移動するバス内で間隔を空けて座るなどの対応も確認した。

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