福岡市の傾きマンション、建て替え承認 来春にも解体 2年かけ新築へ

西日本新聞 今井 知可子

 地盤に打ち込んだくいの長さが足りない施工不良により、傾きが生じている福岡市東区のマンションで8日、管理組合が臨時総会を開き、当該マンションの建て替えを承認した。最短で来年4月から解体に着手し、約2年かけて新築されることになった。

 傾いたマンションは「ベルヴィ香椎六番館」(60戸)。1995年の入居直後からひび割れなどが相次いだ。今年になって住民側の調査で建物を支えるくいの長さが足りないことが判明。完成当時、共同企業体(JV)として販売した若築建設(施工も担当)、JR九州、福岡商事が謝罪した上で、住民に建て替えか補強工事かを提案していた。

 六番館住民はこの日の総会で、9割以上の賛成により建て替えを決議。周辺6棟を合わせた管理組合も、臨時総会で建て替えを承認した。六番館の男性住民は「不備を20年以上訴え続けて、長かったがやっとここまでたどり着いた。今からがスタートです」と表情を引き締めた。

 最短で来年4月に解体を始め、2023年初めに完成予定。住民はその間、JV側が用意する物件に移る。解体、新築に14億円超かかるとみられ、引っ越し費用なども含めてJV側が負担する。(今井知可子)

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