元寇の歴史遺産、国内外に発信へ ゆかりの3市長が宣言

西日本新聞 長崎・佐世保版 福田 章

 長崎県松浦市で8日、元寇(げんこう)ゆかりの地域の市長が集まって「元寇サミット」が開かれた。松浦、対馬、壱岐の3市長が、元寇の歴史資産を国内外に連携して発信することを宣言した。

 元軍の沈没船が発見された鷹島海底遺跡の調査開始から40年を迎えたのを記念して、松浦市が主催。漫画やゲームで元寇への関心が高まっていることもあり、約300人が会場の文化会館に詰め掛けた。

 トークショーには人気漫画「アンゴルモア元寇合戦記」の原作者、たかぎ七彦さんが参加。「元々歴史好きで、蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)に興味を引かれたのが執筆のきっかけ」と話すと、海底遺跡の調査を主導した池田栄史琉球大教授や日本中世史が専門の佐伯弘次九州大大学院教授が「調査や研究の成果を提供するので、旺盛に描き続けてほしい」と応援した。友田吉泰松浦市長は「ぜひ、弘安の役まで継続して鷹島を大きく取り上げて」と懇願した。

 3市長のサミットでは、比田勝尚喜対馬市長が「ゲームソフト『ゴースト・オブ・ツシマ』に取り上げられたことで聖地と目され、来島者が増えた」とほくほく顔。白川博一壱岐市長は「元寇の最大の被害者は壱岐だが、周知が不十分。3市を巡るツアーなど可能性を探りたい」と述べ、観光面の連携に意欲を示した。 (福田章)

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