惨状、後世に語り継ぐ場所に 三川坑事故慰霊碑が除幕

西日本新聞 社会面 立山 和久

 福岡県大牟田市の三井三池炭鉱三川坑で1963年に起きた炭じん爆発事故の慰霊碑が完成し、事故から57年となる9日、同市西港町の三川坑跡地で除幕式があった。遺族や当時の労働組合員でつくる市民団体「三川坑に慰霊碑を建てる会」が建立した。

 高さ約2メートル、幅約5メートルの御影石に、犠牲になった458人の名前と年齢を刻銘。事故があった第1斜坑の坑口付近に置いた。参道も整え、桜の苗木約30本を植えた。

 式には遺族や一酸化炭素(CO)中毒患者の家族ら約200人が出席。会の芳川勝代表が「大切に保存し、後世に語り継ぐ場所にしたい」とあいさつ。遺族と患者家族の代表が事故当時の惨状を振り返り、建立に感謝した。

 当時は分裂していた労組が事故から50年後に手を結んで建立に動き、遺族らを加えて会を発足。クラウドファンディング(CF)で約1250万円が集まった。 (立山和久)

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