「すごい女子高校生がいる」と感心した 心を打たれた誓い

西日本新聞 社会面 河野 潤一郎

 すごい女子高校生がいるのだなと感心した。佐賀県鹿島市の鹿島高校2年、川崎花笑(はなえ)さん(16)は、10月24日に高校近くの慰霊碑前で開かれた戦没者追悼会を企画した。

 彼女は今夏、高校生平和大使に選ばれたが、コロナ禍で街頭署名ができず、身近な戦争被害を調べた。高校の記念誌を読んで戦時中の学徒動員先で空襲などの犠牲になった先輩たちのことを知り、27年も途絶えていた追悼会を開くことを決意した。

 会で読み上げた「平和への誓い」に心を打たれた。「どんな気持ちで戦火に散っていったのか」と、亡き先輩たちに思いをはせた。想像を積み重ねてその境遇や無念さに近づき、「遠い昔の友」と思えるまでに至ったという。

 当事者の心情に寄り添うことを実践した川崎さんに、遠ざかる戦争の記憶と向き合うときに大事なことを改めて学ばせてもらった。平和への誓いは本紙ホームページに掲載。ご一読を。 (河野潤一郎)

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