秋月藩由来のヒット商品「朝倉蒸し雑煮」レンジで手軽に 14日発売

西日本新聞 ふくおか都市圏版 横山 太郎

 福岡県朝倉地域に伝わる郷土料理「蒸し雑煮」を手軽に味わってもらおうと、地元の3市町村や観光協会などでつくる「筑前朝倉蒸し雑煮プロジェクト」とエフコープ生活協同組合(篠栗町)が、レンジなどで温めるだけで食べられる新商品を開発した。14日から朝倉市と東峰村にある農産物直売所や道の駅で一般販売する。

 蒸し雑煮は茶わん蒸しのような料理で、餅と好みの具材に、溶き卵とだし汁を加えて蒸したもの。

 市によると、江戸時代、秋月藩が福岡藩の代理として長崎の警備に赴いた時、中国伝来の茶わん蒸しを知った。秋月藩が治めていた現在の朝倉地域は養鶏が盛んだったため、茶わん蒸しが次第に広がり、後に正月の雑煮と合わさった「蒸し雑煮」が生まれた。朝倉の一部の家庭で正月に食べられていたという。

 プロジェクトなどは、レンジや湯せんで温めるだけで食べられる「筑前朝倉蒸し雑煮」を開発。原料には、朝倉市産の卵、筑前町産の黒大豆「クロダマル」、東峰村産のシイタケなどを使う。10月初旬からエフコープの組合員向けに販売されると1カ月間で約1万3千セットが売れるヒット商品に。年間売り上げ目標の3分の1に達したという。

 14日からはファームステーションバサロ(朝倉市)▽三連水車の里あさくら(同)▽道の駅小石原(東峰村)▽つづみの里(同)で販売。筑前町のファーマーズマーケットみなみの里でも取り扱う予定。2個入り343円(税込み)。

 あさくら観光協会の里川径一事務局長は「いろんな人に手に取ってもらい、朝倉の地に足を運んでもらえるきっかけになれば」と話す。  (横山太郎)

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