川内1号機のテロ対策施設が完成 全国初、11月下旬の再稼働目指す

西日本新聞 社会面 山本 諒

 九州電力は11日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が原子力規制委員会の使用前検査に合格し、運用を開始したと発表した。東京電力福島第1原発事故後の2013年に施行された新規制基準で特重施設の設置が義務化されて以降、運用開始は全国の原発で初めて。1号機は今月下旬の再稼働を目指す。

 特重施設は、航空機を原子炉建屋に衝突させるようなテロ攻撃を受けた場合でも、放射性物質が外部に漏れる重大事故を防ぐ機能を持つ。原子炉建屋から100メートル以上離れた場所に緊急時制御室や注水ポンプ、非常用電源などを備えた。

 川内原発の特重施設は、原発本体の工事計画認可から5年の完成期限に間に合わず、1号機は3月16日から、2号機は5月20日からそれぞれ停止。工程見直しなどで工期を1カ月程度短縮した。2号機の特重施設も来月中の完成を目指す。

 九電によると、川内1、2号機が再稼働することで1カ月当たり約40億円の収支改善効果があるという。

 (山本諒)

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