ジャパネットが福岡市・天神に拠点 「ビッグバン」新設ビルに入居へ

西日本新聞 一面

 通信販売大手ジャパネットたかたを傘下に置くジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が東京の拠点機能の一部を、福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の第1号案件である天神ビジネスセンター(BC)に移転させることが11日、分かった。BCに入居する企業が明らかになるのは初めて。知名度のある企業の移転は、首都圏に集中する企業の本社機能の誘致を目指す福岡市にとって弾みになりそうだ。

 関係者によると、博多リバレインモール(福岡市博多区)でコールセンター業務を担うジャパネットのグループ会社もBCに移転させ、入居スペースは3階分、約7千平方メートルになるという。BCの供用開始予定の来年9月に移転予定だ。

 ジャパネットは東京一極集中のリスクを避ける事業継続計画の観点から拠点機能を分散することを検討。東京都心と比べて通勤時間の短縮が図られ、社員1人当たりのスペースも広く確保でき、働き方改革にもつながると判断したという。

 BCは地上19階、地下2階建てで高さ約89メートル、延べ床面積約6万1千平方メートルのオフィスを中心とした複合ビル。大規模免震構造で、福岡市営地下鉄天神駅に直結する地下通路につながる。地下2階にはショップやレストラン、1階にはカフェを誘致する計画。

 開発する福岡地所は、BCを「グローバルトップ企業を呼び込むプロジェクト」と位置付けており、「東京に本社を置く数社が分散移転を検討している」(関係者)。ジャパネットの移転が決まったことで、入居を検討中の企業の決断が加速する可能性がある。

 ジャパネットは2015年に持ち株会社制に移行。17年にはサッカーJリーグ2部のV・ファーレン長崎を子会社化した。19年12月期の連結売上高は過去最高の2076億円。

(福岡再開発取材班)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ