昼はビジネスマン、夜は選手…日本バスケ界に「アスリート社員」の動き

西日本新聞 佐賀版 野村 創

 3人制男子プロバスケットボールチーム「唐津レオブラックス」を運営するマッシヴドライヴ(佐賀県唐津市)が、営業などの仕事をしながら競技に打ち込む「アスリート社員」を2人採用した。同社によると日本のバスケ界では珍しい試み。プロスポーツ選手は引退後の進路に悩む人も多いことから、同社は「2人にセカンドキャリアのモデルケースを構築してほしい」と将来も見据えて採用した。

 レオブラックスには2人を含め計6人の選手が所属。社長の原慎也主将(37)も除き、他の3人は病院や工場などで働きながらプロ契約を結んでいる。

 今回採用の2人は9月入社の堤啓士朗さん(34)=福岡市出身=と、10月入社の久保田遼さん(30)=大分市出身。ともに5人制バスケの第一線で戦ってきたが、同社から「3人制に挑戦し、ビジネスマンとしても活躍してほしい」と誘われ、入社を決めた。2人は現在、日中にはスポンサーへのあいさつ回りや営業、パソコンの勉強などをし、夜はチーム練習に汗を流している。将来的には新規スポンサーの獲得やユニホーム・グッズの制作などに携わる予定だ。

 5人制男子Bリーグ2部(B2)のライジングゼファー福岡を退団して入社した堤さんは「バスケしかやってこなかったので生活のリズムが変わったが、早く慣れて仕事もバスケもしっかり頑張りたい」。6月までB2の茨城ロボッツに所属していた久保田さんは「プレーヤーとビジネスマンの両立は難しいが、これまで以上の努力でどちらも成功を収めたい」と意気込む。

 マッシヴドライヴは今後もアスリート社員を増やす方針。坂本正裕ゼネラルマネジャー(40)は「2人には、引退後に再就職を目指すプロ選手をスポンサー企業に紹介するなど、選手と企業の橋渡し役も担ってほしい」と期待している。

(野村創)

佐賀県の天気予報

PR

佐賀 アクセスランキング

PR

注目のテーマ