私設待合所「殿町machiai」小さなコミュニティースペース誕生 直方市

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

 福岡県直方市古町商店街と接するJR九州バス殿町停留所そばに、私設待合所「殿町machiai」が誕生した。イベントスペース&バー「Bouton(ボタン)」の建物の一部を改造して開設。道路に面してベンチ二つを置いた、小さなコミュニティースペースだ。

 「Bouton」を営む清水舞子さん(44)と永久真弓さん(40)は「やっと春が来た感じ」と笑う。当初は店のオープン2周年を迎えた4月の開設を目指していたが、新型コロナウイルスの影響による休業もあり、資金づくりを含めて計画への着手を延期した。

 7月からクラウドファンディング(CF)で工事資金を募り、目標額を超える支援を得た。工事では、建物の一部の外壁を撤去。物置だったスペースを外にむき出しにする形にして「machiai」を造り、もともとの内壁を外壁に変えた。床部分には店名にちなんだボタンを混ぜてコンクリートを敷いた。夜間には明かりがともる。

 2人は「散歩の途中にでも、コーヒーを飲みながら、空を眺めながら、ちょっと腰掛けてひとときを楽しんでほしい。このまちの中で、絵になる場所になれば」と願う。

 開設に合わせて「障害福祉サービス事業所 JOY倶楽部」(福岡市博多区)のアート部門「アトリエブラヴォ」がデザインを手掛けた「コロナ復興応援Tシャツ」や絵画作品の展示販売を店内で開催。Tシャツは、コロナ禍で苦境に陥った「Bouton」など福岡市内外の12店が製作を依頼した。1枚3150円(税抜き)。このうち千円が各店への応援金となる。

 清水さんは「通所しながら色鉛筆や絵筆で作品を制作するアトリエブラヴォの皆さんの応援にもなる。彼らのモチベーションの向上も後押ししてほしい」と呼び掛ける。展示販売は27日まで。火曜~金曜午後3時~9時。 (安部裕視)

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