「ファンと一つになる」鷹快進撃支える元投手の飯島さん

西日本新聞 社会面 長松院 ゆりか

 3年ぶりにプロ野球パ・リーグを制覇し、4年連続日本一を目指す福岡ソフトバンクホークス。本拠地ペイペイドームの球場運営を担い選手を後押ししているのが、球団の興行運営課長、飯島一彦さん(44)だ。今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕が遅れた上、球場に観客を受け入れる時期はさらにずれ込んだ。「ファンの応援、支えがあってこそのホークス」。感染防止対策に万全を期してクライマックスシリーズ(CS)に臨む。

 飯島さんは2002年に投手としてホークスに入団、3年間プレーした。球団職員としての歩みは、ソフトバンクの名を冠した05年から。選手のCM出演など肖像権を管理する営業部門を担当後、15年からドームの管理や他球場で行う「鷹の祭典」にかかわる。

 今年は「ずっとコロナという脅威と向き合ってきた」。開幕は例年より約3カ月遅い6月19日、観客を入れたのは7月10日から。感染防止対策に思い悩んだ。

 他球団とも協議しながら、有観客試合への対応、観客数の制限緩和に向け案を練った。例えば「マスクを着けていない人や、密な状態を見かけたら注意喚起」「大声での応援禁止」「座席番号や連絡先を事前告知してもらい、万が一感染者が出た場合は周囲の観客に連絡する」など細やかな対策で取り組んだ。最初は1500人規模だったが、リーグ戦終了時には2万人規模まで、段階的に観客数を増やした。

 全てが初めての試み。「観客に負担を強いていないか」と不安になることもあったが、「きちんと対策しているのが伝わってきます」とねぎらいの言葉がアンケートに書かれていたときには励まされた。

 「今季もいよいよ大詰め。最後まで気を抜かず対策を徹底し、選手とファンが一つになれるように球場を盛り上げたい」 (長松院ゆりか)

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