「琴奨菊関よく頑張った」古里の柳川から引退ねぎらう声

西日本新聞 筑後版 野村 大輔 玉置 采也加 室中 誠司

 「郷土の誇り」が土俵を下りる-。大相撲の元大関、琴奨菊関が現役を引退する意向であることが明らかになった14日、故郷の福岡県柳川市では、親交がある人たちや市民から惜しむ声や感謝の言葉が相次いだ。

 後援会事務局長の牟田口清さん(79)は14日朝、琴奨菊関本人から電話を受けた。引退することを告げられ、「よく頑張ったな」と声を掛けたという。引退後は親方になる見通し。牟田口さんは「琴奨菊のように、真っすぐ進んでいく力士を育てていってほしい」と、第二の人生でも活躍を期待する。

 けがに悩まされ、大関から陥落、十両になっても相撲を取り続けた琴奨菊関。東宮永小の1、2年生のときの担任だった今村芳紀さん(64)は「勝っても負けても、いつも一生懸命な姿に勇気をもらった。ありがとう」とねぎらった。

 2016年初場所で初優勝。この年の3月、柳川で祝賀水上パレードが行われ、どんこ舟に乗って手を振る琴奨菊関を、市民ら約10万人が祝った。

 琴奨菊関の両親を舟に乗せたという観光業の堤浩章さん(49)は「近くで(琴奨菊関を)見たが、貫禄があった。あそこまで頑張ったんだから市民にとって誇りです」とたたえた。その一方で、同市では琴奨菊関が勝つと、白星を伝える花火が打ち上げられてきただけに「花火の音がもう聞けないと思うと残念です」と寂しげに語った。 (野村大輔、玉置采也加、室中誠司)

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