「国宝級」玉虫馬具に注目 古賀市で船原古墳展示会

西日本新聞 ふくおか版 今井 知可子

 玉虫の羽を使った馬具が国内で初めて確認された国史跡「船原(ふなばる)古墳」(福岡県古賀市)の出土品を紹介する展示会が14日、同市立歴史資料館で始まった。12月20日まで。国宝級の価値がある新発見とあって、歴史ファンが市内外から足を運んだ。

 玉虫装飾が見つかったのは同古墳で2013年に確認された馬具「二連三葉文心葉形杏葉(にれんさんようもんしんようけいぎょうよう)」。透かし彫りの下に約20枚が配置されている。会場にはこの杏葉の実物と、実際に玉虫の羽を使って再現した複製品が並べられ、来場者の注目を集めた。福岡市西区から来た女性(35)は「古墳が好きで出土品をイメージした革細工をしている。杏葉は玉虫の羽が本当にリアルで驚いた」と話した。

 同古墳からは朝鮮半島系と日本列島系の双方の馬具が見つかっている。展示では当時、隋が中国を統一して、日本を含む東アジア諸国が外交を活発化させていたことから、これらの馬具の所有者を「外交交渉に関わり、朝鮮半島側から重要視された人物」と推測し、出土品を解説している。

 28日午後2時から最新調査成果の講演会がある。先着80人で申し込みが必要。同館=092(940)2683。 (今井知可子)

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