工藤会本部事務所跡地に救護施設を検討

西日本新聞 社会面 岩谷 瞬

 特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所跡地(北九州市小倉北区)を購入したNPO法人「抱樸(ほうぼく)」(同市八幡東区)の奥田知志理事長は14日、跡地活用策として生活保護者などを受け入れる「救護施設」の整備を検討していることを明らかにした。来年1月にも住民らとともに具体的な活用方法を検討する会議を開いて協議する。

 救護施設は生活保護者や障害者、路上生活者(ホームレス)など生活が困難な人たちが、自立を目指すための拠点とする考え。奥田理事長によると、施設では約50人の受け入れを想定し、加えて地元住民と入所者らが交流するスペースも整備。建設費用は救護施設が約5億円、交流スペースが約2億円を見込んでいる。

 跡地は今年4月に購入。2022年度にも新たな施設を開所する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で住民らへの説明が遅れ、現在は25年4月のオープンを目指している。奥田理事長は「救護施設は役割や機能が幅広く、ホームレス支援などに取り組んできた抱樸の活動に近い。生活に苦しむ人を、地域が家族のように支える共生型の施設を目指したい」と話した。 (岩谷瞬)

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