「戦争忘れないで」 戦災死の先輩追悼の高校生 児童に平和講演  

西日本新聞 佐賀版 河野 潤一郎

 佐賀県鹿島市高津原の鹿島小で16日、戦争の悲惨さや平和の尊さに関する6年生の学習があり、鹿島高2年の川崎花笑(はなえ)さん(16)=白石町=が講演。学徒動員先で亡くなった先輩たちの追悼会を企画した経緯などを語り「当たり前の日常がどれだけ幸せか。戦争があった過去を忘れず行動に移してほしい」と訴えた。

 第23代高校生平和大使に選ばれた川崎さんは、コロナ禍で街頭署名などができない中、鹿島高の前身だった女学校の先輩が空襲の犠牲になったことを知った。高校近くに慰霊碑があることや追悼会が途絶えていたことが分かり「受け継いでいくべきだ」と、10月に追悼会を開催した。

 講演で川崎さんは、約60人の児童に核兵器の怖さと核廃絶の必要性を説明。「平和な世界をどうつくっていくか、考え続けることが大事。高校生になったら街頭署名や追悼会を受け継いで」と呼び掛けた。

 6年生は26日に修学旅行で長崎を訪れて原爆被爆者の講話を聞く。楠根想那(そな)さん(11)は「戦争では当たり前のことが当たり前でなくなると知った。世界から核兵器をなくしたい」と話した。 (河野潤一郎)

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